今日は少し思い切ったテーマをお話しします。
「格差社会」なんて聞くと、「経済の話?難しそう」と思われるかもしれませんが、実はこれは、日々のご相談に耳を傾ける中で私がずっと感じていたことなんです。
婚活に疲れてしまった人、うまくいかない人が抱えているモヤモヤの正体。
それは、「恋愛があまりにも市場原理に支配されすぎてしまっている」ということではないでしょうか?
「恋愛すら、競争になってしまった」現代
マッチングアプリを開けば、そこには何千・何万という異性がいます。
年収、学歴、容姿、身長、趣味、住まい、職業。
プロフィールを見て「いいね」か「スキップ」を繰り返す、
これって、Amazonや楽天で商品を探す行動と似ていませんか?
私たちは、気づかないうちに「人」をスペックで比べ、効率的に“選ぶ”癖を身につけてしまっているのです。
これはまさに、資本主義とそっくりです。
モテ格差の正体は「勝者総取り」
とある婚活アプリのデータによると、上位20%の男性に全女性の60%以上のアプローチが集中するという報告もあります。
つまり、恋愛の機会そのものが、全員に公平に配られていないということ。
そして、人気のある人がますます選ばれ、経験も積み、さらに魅力的になっていく。
この構造は、資本主義における「勝者総取り」そのものです。
恋愛市場に潜む“資本主義的構造”
恋愛市場と資本主義の構造がどれほど似ているのか…。
実際に並べて比較してみると、その驚くべき共通点が浮かび上がってきます。
資本主義の特徴 | 恋愛市場での現象 |
---|---|
自由競争で優れたものが選ばれる | モテる人が集中して選ばれ、人気がさらに加速 |
リソース(資源)は限られている | 出会える数・時間・年齢的猶予などが限られる |
強者に有利な構造が拡大する | 高スペックの人に出会いや恋愛経験が集中し、さらに差が開く |
格差が拡大する | モテる人とモテない人の“恋愛格差”が拡大を続ける |
効率・利益が最優先される | 条件で即判断され、深い関係になる前に切られる(合理化・早期淘汰) |
…恋愛市場はまさに、資本主義の縮図ですよね。
恋愛本能と“市場の論理”のズレ
人は本来、「一緒にいて安心できる」「なんとなく惹かれる」といった感覚で恋をします。
しかし、アプリ上では匂いも声も空気も伝わらない。あるのは数字と画像だけ。
本来は“非合理的”で“情緒的”なはずの恋愛が、今や完全に数値化され、合理化された競争社会の一部になってしまっている。
このズレに、人は無意識のストレスを感じているのです。
「じゃあどうすればいいの?」という問いに答える場所
結婚相談所は、そうした“数字では測れない部分”を丁寧にすくい取ってくれる場所です。
- 人柄や空気感を大事にするマッチング
- 第三者による冷静な相性判断
- 出会いのあとにこそ必要なフィードバック
- 自信を失った人へのメンタルサポート
つまり、結婚相談所とは、弱肉強食の恋愛市場における「人間的セーフティネット」なんです。
恋愛にも“再分配”が必要な時代
いま、恋愛や結婚で苦しむ人が増えています。
でも、それは個人の問題ではありません。構造の問題です。
だからこそ、「勝てない場所」で戦い続けるのではなく、
“人が介在する仕組み”に身を預けてみることも選択肢のひとつ。
恋愛に疲れたあなたへ。
「勝ち負け」のない婚活、始めてみませんか?