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婚活がうまくいかないのは“脳のクセ”?婚活を後回しにしてしまう5つの心理バイアス

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今日は少し視点を変えて、「どうして人は婚活を後回しにしてしまうのか?」というテーマについて、わかりやすく紐解いていこうと思います。

というのも、実は私、毎週のように「そろそろ結婚したいんですけど…」というご相談を受けています。でもその次の言葉が問題なんです。

「でも、ちょっと仕事が落ち着いたら…」
「もう少し痩せてから…」

――こうして、数ヶ月が過ぎ、気づけば数年が経っている。

この「婚活の後回し」、実は個人の意志の弱さではなく、人間の脳の“仕組み”の問題なんです。
今日は、あなたも無意識にハマっているかもしれない5つの心理バイアスをご紹介します。


目次

1. 現状維持バイアス:変わらない方が“楽”という罠

私たちは、今の状態を維持したいという強い傾向を持っています。
これがいわゆる「現状維持バイアス」。

「今は仕事もそれなりに充実してるし」
「独り身にも慣れてきたし」
「まあ、今すぐ結婚しなくても困らないかな」

そう、婚活って面倒なんです。
プロフィールを書いて、写真を撮って、知らない人と会話して。慣れないことって疲れますよね。

でも、それに甘えていると――
“気づいたときには自分だけ取り残されていた”なんてことも。

現状維持は、一時的な安心をくれますが、将来的な幸福を犠牲にしているかもしれません。


2. 現在志向バイアス:目の前の快楽に負ける

次にご紹介するのが「現在志向バイアス」。
これは、「将来の幸せより、今の楽なほうを選びたくなる」という人間の本能です。

たとえば…

  • 今日は婚活アプリじゃなくてNetflixにしよう
  • 週末のパーティーより、家で寝ていたい
  • マッチングした人と会うより、ゲームしてたほうが楽

こういった選択、していませんか?

未来の幸せ(=結婚生活)を思い描くより、目の前の娯楽や安心に逃げたくなる。
でも、それが“独身の快適ゾーン”から抜け出せない最大の理由なのです。


3. 損失回避バイアス:「傷つくくらいなら何もしないほうがマシ」

「どうせうまくいかないかも」
「会ってもタイプじゃなかったらどうしよう」
「断られたらショックだし…」

これは「損失回避バイアス」が働いている証拠。

人は「得する喜び」よりも「損する痛み」のほうを強く感じます。
だから、婚活での“うまくいかない経験”を想像するだけで、足が止まってしまう。

でも、こう考えてみてください。
「うまくいかない経験」って、本当に“損失”ですか?
むしろ「あなたに合わない人を、早めに見分ける機会」と捉えた方が健全ではないでしょうか。

恋愛も結婚も、「失敗」じゃなく「練習」でいいんです。


4. フレーミング効果:「結婚相談所=恥ずかしい」の呪縛

「結婚相談所って、最後の手段でしょ?」
「本気の婚活って必死すぎて恥ずかしい…」

こう思っている方、いませんか?

これは“フレーミング効果”という心理バイアス。
同じ情報でも、見せ方によって印象が変わるという現象です。

「結婚相談所に入る=モテない人」
そんなイメージ、もう過去の話です。
実際、今の相談所会員の年齢層や学歴、年収を見れば「自立した大人の男女」が真剣に活動している場だとわかります。

むしろ、アプリよりも身元がしっかりしていて、効率的に出会える手段。
“恥ずかしい”なんて思っている場合ではありません。


5. 選択回避バイアス:「多すぎて、選べない」

「婚活アプリで10人とマッチングしたけど、誰がいいかわからない…」
「条件を絞りすぎて、誰も残らなかった…」

婚活市場には「情報が多すぎる」という問題があります。
これは“選択回避バイアス”と呼ばれる心理現象。

選択肢が多すぎると、逆に選べなくなる。
そして「まぁ、いいか…」と、婚活そのものを先延ばしにしてしまうのです。

この対策はシンプルです。
“本当に譲れない条件を3つに絞る”。
それ以外は、「会ってみてから判断する」。

条件で人を選ぶのではなく、「会話」や「雰囲気」「人柄」で相性を見ていくことが、婚活成功の秘訣です。


未来の幸せは、“今”の行動からしか生まれない

ここまで読んでくださったあなた。
もしかしたら、すでに自分の中のバイアスに心当たりがあったかもしれません。

  • 変化を避けている
  • 今が楽だから、動きたくない
  • 傷つきたくないから、何もしない
  • 婚活のイメージに縛られている
  • 選べなくて、諦めている

これらはすべて、人間の脳の“防衛本能”です。
でも、それに従っている限り――
5年後、10年後のあなたは、今と変わらぬ孤独を抱えているかもしれません。

“婚活を始める”というのは、未来の自分に投資することです。
「まだ早い」は、意外と「もう遅い」の始まりなのかもしれません。

あなたが、“本当の意味での一歩”を踏み出すことを、心から応援しています。

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